ぱちんこ関連誌は依存予防、健康プロモーションにページを割き、啓蒙を行う責務があります。

 パチスロ実戦術DVDの「パチンコ健康通信」、42回(https://guideworks.co.jp/pachinkokenko/archives/42)の河本先生、佐藤先生に続いて、43回(https://guideworks.co.jp/pachinkokenko/archives/43)は西村先生。パチンコ依存問題のみならずカジノでの依存問題に関心のある人、必読です。さらに勉強を進めたい人は、5900円ほどしますが星和書店から最近「物質使用障害とアディクション臨床ハンドブック」(精神科治療学Vol.28増刊号)が出ています。お三人の論文も掲載されていますし、鶴見先生、高橋先生の「行動アディクションの生物学」も必読です。
 ところで、当初、ガイドワークスは「パチンコ健康通信」を数誌に掲載していました。しかし現在はパチスロ実戦術DVDのみ。残念極まりない話です。HPでは「パチンコ健康通信」を公開していますが、そもそもこうした企画は、ガイドワークス関連誌のみならずあらゆるパチンコスロット関連雑誌で扱うべきことです。ぱちユーザーの健康意識、自分を大切にする意識を高めることで依存予防をねらう企画、あるいは純粋にユーザーの健康向上、いつまでも遊技できる健康状態の維持向上を目指す企画は、ガイドワークス全誌のみならずあらゆるパチンコスロット関連誌で扱うべきです。
 そうした状態が常態化してこそギャンブリングの売上の数%を召し上げ依存予防などに使うべきだといった論を無意味化することが出来ます。召し上げられて制度的に予防するのではなく、業界文化として、業界常識にのっとった商業活動がそのまま依存予防のアクティビティになるように対処していく。世間の常識のはるか先を業界常識が突っ走ってこそ、合理的な批判から非合理な批判まで、あらゆる批判の無意味化が可能になるのです。それがまっとうな自主規制です。ぱちんこ業界誌は依存予防、健康プロモーションにページを割き、啓蒙を行う責務があります。
 そしてその方法はパチンコ独特でありえる。または今までのファン雑誌の延長が依存予防につながる正開発の方法提案もあり得る。カジノではありえず、パチンコ・スロットのみでありえる依存回復プログラムがありうるのだ。
 それは「プロ化を目指す回復法」。必勝ガイド的な確率論的徹底学習によってプロ化することで依存を脱却し職業的ギャンブラーとなる。職業ギャンブラーはICD10でも病的ギャンブラーから除外されている。
 もしくはプロ化するための学習過程で、その厳しいいばらの道と一般就労をはるかに超えた単調な労働に挫折し、落ちこぼれ、折り合いをつけていく。そういう「プロ化を目指す依存回復プログラム」をファン雑誌はつくり上げることが出来る。そういう学習コースを作り上げることが出来る。
 講師は当然プロライター。厳しい実地研修が続く。あやしげな攻略ネタではなく、真の必勝ガイド。そして残念ながらホールの現状と強い忍耐力、卓越した技量を求められるがゆえにほとんどの受講生が挫折していく。落ちこぼれていく。自己愛的万能感は打ちくだかれ、自己愛的万能感を守るためにはパチンコ・スロットから逃れるか、その意味合いを適度な娯楽に変更するほかない。そして人生とぱちんこの折り合いをつけていく。
 そういうプログラムなら通信教育もできるし、ホールでも展開できる。甘くないホールほど最適だったりする。これまでの依存予防、治療には、このプロ化する回復という観点がすっぽり抜けている。

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