大学関連の成功の5割程度は遺伝要因で説明できる

イギリスを代表しうる3000名のゲノムデータと、3000組の双子研究を使って、大学入学資格試験成績、大学入学、大学の質、大学の卒業に及ぼす遺伝的影響を検討した研究。こうした研究では代表的な研究者であるキングスカレッジのプロミンらの研究。
 双子研究からは大学入学資格試験の遺伝的要因の影響は57%、共有環境(ほほ家庭環境)の影響は12%、非共有環境の影響は31%、大学入学は51%、36%、13%、大学の質は57%、8%、35%、大学の卒業は46%、0%、53%だったそう。一方、ゲノムワイド研究では、学歴(学業年数)にかかわるSNPsのスコアで、大学入学資格試験成績の4%、大学入学の5%、大学の質2%、大学の卒業0.7%が説明でき、遺伝子での説明力も高まりうることが示された。
The genetics of university success
Emily Smith-Woolley, Ziada Ayorech, Philip S. Dale, Sophie von Stumm & Robert Plomin
Scientific Reportsvolume 8, Article number: 14579 (2018)
 ギャンブル障害もそうだが、性格や行動特性関係は、だいたい50%くらいは遺伝要因で説明できる。もうそろそろ、だれでも○○すればできるようになる、といった教育論や、だれでも障害の可能性がある、といった議論はやめにした方がいい。
 こんな研究も。
https://kikusennin.seesaa.net/article/201407article_11.html

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