認知症のお薬
レカネマブ、いいにくいですよね。
アデュカヌマブもそうでしたけど。
不幸なお知らせとしては、さらにガンテネラマブ、ドナネマブ、と出てきそうなので、アナウンサーさん泣かせですね。言ってみます??
ちなみに、「マブ」はモノクロナール抗体を使った抗体医薬品のステム。
モノクロナール抗体とは、抗原、この場合はアミロイドβというアルツハイマー病の原因物質の一つ。
これにあるたくさんの目印(抗原決定基)の中から1種類(モノ)の目印とだけ結合する抗体を、人工的にクローン(クローナル)増殖させたもの。
ま、マブという言い方も変わるらしいから、ほんと困りますね。
さて、今回は、軽度認知障害、早期ADを伴う人に2週間に一回の静脈への注射を18か月続けた。すると認知機能を評価するCDR-SBという尺度で、にせ注射をしたグループより、平均0.45点、27%、点が低く、認知機能の低下が抑制されたというもの。
CDR-SBは最大18点なので0.45点の差は小さすぎるんじゃないか、という意見もあるが、0.45点が27%相当なので、にせ注射の人たちが1年半後2点くらいに対して、レカメマブを打った人は1.5点くらいなので、まあまあ効いてはいるかもしれない。
ただ、それがご家族や本人に主観的な差として感じられるかは、今後の研究を待つことになる。
以前、アデュカヌマブがアミロイドβをターゲットとした世界初のアルツハイマー病治療薬として緊急承認された。しかし、一度統計予測で中止になっていたり、その後追加した大規模データの一方で有意差、一方で差なしでの承認だったので、すったもんだ。ちっとも売れなかった。
これよりは期待できるかもしれない。
レカメマブはアミロイドβの凝集を促すことに関連するアミロイドβ配列を認識するように作られている。そのために有毒らしい可溶性のAβ凝集をより容易に優先して認識、排除する。
さっき、ふれたガンテネラマブ、ドナネマブも同じような働きが期待できるので、いいかも。
まあ、しかし、審査待ちですね。また認可されても、その後の効果検証では効果が認められず、例えばフランス当たりなら保険適用が外れるなんてこともあるし。
最近、アルツハイマー病での遺伝子発現を逆転させる治療法を調べた研究で、運動、フルオキセチン、クルクミンがよさげだったそうで、とりあえずは運動ですかね。
アデュカヌマブもそうでしたけど。
不幸なお知らせとしては、さらにガンテネラマブ、ドナネマブ、と出てきそうなので、アナウンサーさん泣かせですね。言ってみます??
ちなみに、「マブ」はモノクロナール抗体を使った抗体医薬品のステム。
モノクロナール抗体とは、抗原、この場合はアミロイドβというアルツハイマー病の原因物質の一つ。
これにあるたくさんの目印(抗原決定基)の中から1種類(モノ)の目印とだけ結合する抗体を、人工的にクローン(クローナル)増殖させたもの。
ま、マブという言い方も変わるらしいから、ほんと困りますね。
さて、今回は、軽度認知障害、早期ADを伴う人に2週間に一回の静脈への注射を18か月続けた。すると認知機能を評価するCDR-SBという尺度で、にせ注射をしたグループより、平均0.45点、27%、点が低く、認知機能の低下が抑制されたというもの。
CDR-SBは最大18点なので0.45点の差は小さすぎるんじゃないか、という意見もあるが、0.45点が27%相当なので、にせ注射の人たちが1年半後2点くらいに対して、レカメマブを打った人は1.5点くらいなので、まあまあ効いてはいるかもしれない。
ただ、それがご家族や本人に主観的な差として感じられるかは、今後の研究を待つことになる。
以前、アデュカヌマブがアミロイドβをターゲットとした世界初のアルツハイマー病治療薬として緊急承認された。しかし、一度統計予測で中止になっていたり、その後追加した大規模データの一方で有意差、一方で差なしでの承認だったので、すったもんだ。ちっとも売れなかった。
これよりは期待できるかもしれない。
レカメマブはアミロイドβの凝集を促すことに関連するアミロイドβ配列を認識するように作られている。そのために有毒らしい可溶性のAβ凝集をより容易に優先して認識、排除する。
さっき、ふれたガンテネラマブ、ドナネマブも同じような働きが期待できるので、いいかも。
まあ、しかし、審査待ちですね。また認可されても、その後の効果検証では効果が認められず、例えばフランス当たりなら保険適用が外れるなんてこともあるし。
最近、アルツハイマー病での遺伝子発現を逆転させる治療法を調べた研究で、運動、フルオキセチン、クルクミンがよさげだったそうで、とりあえずは運動ですかね。
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