血は赤いのに血管はどうして青いのですか
そうだよね。血は赤いのに何で青く見えるのか、とくに手首のところの血管とか、けっこう青く見えるから不思議だよね。
結論から言うと、あの青っぽい、青く見える血管ね、実は青くないんだよね。ちょっと暗い肌色。
今はね、実は青くないのを自分で調べる方法があるんだよね。パソコンとかで「画像の色解析」ができるページを探すの。スマホとかで色判定アプリとかを取り込んでもいいよ。で、手首の写真を撮るでしょう。血管が青く見えるところを含んだ写真。
その手首の写真を取り込んで、青く見える血管の部分にカーソルとか、ポインタをもっていくと、色が調べられるのね。その部分のアップ(白背景の)と色分析の数値が出てくるよ。
数値の解釈は面倒なんで、ここでは省略するけど、その部分のアップを見ると、決して青くはないことがわかります。ちょっと暗く、あんまり鮮やかじゃない肌色です。
だから青く見える血管は、本当は青じゃない、暗い肌色です。
で、次に、肌のところ、血管のないところにカーソルを持っていくと、ここはやっぱり肌色。さっきよりはちょっと明るい肌色
じゃ、なんで血管部分が青く見えるかというと、ちょっと明るい肌色部分との比較によって、少し青色が掛かってしまうという錯覚が起きるせいなのね。色の対比効果とか対比錯視という錯覚。
と言われても、ピンとこないと思います。
WEBで色の錯視と入れて、いろいろさがしてみてください。そうすると、肌色の背景の真ん中に少し暗い肌色の四角がおいてある図がみつかります。その隣には水色の背景に同じ少し暗い肌色の四角がおいてある図。これ、じっと見ていると、水色の背景の方の四角は普通に肌色に見えるけど、肌色の背景の方は、四角が少し青みがかってみえます。
同じちょっとくらい肌色の四角なのに、違った色に見えるのね。
補色効果と言って、背景の色と反対側に色がひっぱられるのね。
背景が肌色だと、真ん中に置いた色は肌色と反対の色(色相環で)、青というか藍色っぽい色の方にずらされて、青みがかって見えてしまうの。(明るさやあざやかさでもそういう逆方向への見え方のずれが起きて、青がより強調されてしまうのね。)
なんでそんなことがおきるかというと、目からの情報は網膜の細胞で受け取られます。赤っぽい色、緑っぽい色、青っぽい色に反応しやすい細胞ね。錐体細胞と言います。これが脳に入って視床の外側膝状体にいくと、赤ー緑、青ー黄色(赤+緑)、という計算をする細胞があります。これが反対色を作り出してしまうんですね。
あ、それから、なぜ血管のところの色が少し暗いのかを説明してないね。
血の色は、酸素と結びついていると赤く、酸素を離すと暗い赤色になります。手首に見える血管は静脈と言って、酸素を細胞に送った後の、酸素を離した血液を通す血管。だから、酸素をもらってる肌部分に比べて暗くなるのね。
で、色の錯視が起こって青く見えます。
結論から言うと、あの青っぽい、青く見える血管ね、実は青くないんだよね。ちょっと暗い肌色。
今はね、実は青くないのを自分で調べる方法があるんだよね。パソコンとかで「画像の色解析」ができるページを探すの。スマホとかで色判定アプリとかを取り込んでもいいよ。で、手首の写真を撮るでしょう。血管が青く見えるところを含んだ写真。
その手首の写真を取り込んで、青く見える血管の部分にカーソルとか、ポインタをもっていくと、色が調べられるのね。その部分のアップ(白背景の)と色分析の数値が出てくるよ。
数値の解釈は面倒なんで、ここでは省略するけど、その部分のアップを見ると、決して青くはないことがわかります。ちょっと暗く、あんまり鮮やかじゃない肌色です。
だから青く見える血管は、本当は青じゃない、暗い肌色です。
で、次に、肌のところ、血管のないところにカーソルを持っていくと、ここはやっぱり肌色。さっきよりはちょっと明るい肌色
じゃ、なんで血管部分が青く見えるかというと、ちょっと明るい肌色部分との比較によって、少し青色が掛かってしまうという錯覚が起きるせいなのね。色の対比効果とか対比錯視という錯覚。
と言われても、ピンとこないと思います。
WEBで色の錯視と入れて、いろいろさがしてみてください。そうすると、肌色の背景の真ん中に少し暗い肌色の四角がおいてある図がみつかります。その隣には水色の背景に同じ少し暗い肌色の四角がおいてある図。これ、じっと見ていると、水色の背景の方の四角は普通に肌色に見えるけど、肌色の背景の方は、四角が少し青みがかってみえます。
同じちょっとくらい肌色の四角なのに、違った色に見えるのね。
補色効果と言って、背景の色と反対側に色がひっぱられるのね。
背景が肌色だと、真ん中に置いた色は肌色と反対の色(色相環で)、青というか藍色っぽい色の方にずらされて、青みがかって見えてしまうの。(明るさやあざやかさでもそういう逆方向への見え方のずれが起きて、青がより強調されてしまうのね。)
なんでそんなことがおきるかというと、目からの情報は網膜の細胞で受け取られます。赤っぽい色、緑っぽい色、青っぽい色に反応しやすい細胞ね。錐体細胞と言います。これが脳に入って視床の外側膝状体にいくと、赤ー緑、青ー黄色(赤+緑)、という計算をする細胞があります。これが反対色を作り出してしまうんですね。
あ、それから、なぜ血管のところの色が少し暗いのかを説明してないね。
血の色は、酸素と結びついていると赤く、酸素を離すと暗い赤色になります。手首に見える血管は静脈と言って、酸素を細胞に送った後の、酸素を離した血液を通す血管。だから、酸素をもらってる肌部分に比べて暗くなるのね。
で、色の錯視が起こって青く見えます。
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