煩悩
そうですね、仏教では108個数えてますね。しかも、その数え方もいろいろあるんで、いろんな数え方をあわせれば108個どころじゃないですね。
少し仏教での数え方の話をしますね。仏教では「108の煩悩」があるとされています。「煩悩」というのがまあ「欲」「欲望」ですね。本当は、欲望は煩悩の一部ですけど。
さて、108の数え方はいろいろあります
たとえば、「三毒」と言って煩悩を3つに分類し、それぞれに36個の煩悩があって108個、という数え方があります。
貪(とん):欲望や執着
例:物欲(お金や財産)、食欲、名誉欲(ほめられたい、えらくなりたい)、愛情(あいされたい)への執着など。
瞋(じん):怒りや憎しみ
例:怒り、嫉妬(うらやましい)、対人トラブルへの感情(ある人がにくい)。
癡(ち):無知や迷い
例:真理に対する無知、誤解、愚かな行動。・・・こういうのも煩悩としています
ほかには、眼(見る)、耳(聞く)、鼻(嗅ぐ)、舌(味わう)、身(触れる)、意(考える)
それぞれに煩悩が18あって6倍して108だとか、これはいろんな感覚にそれぞれ煩悩が現れるという考え方ですね。
こんな数え方もあります。1年は12か月、24節気(太陽の位置に合わせ1年を24、だいたい15日にわける、立春、とか、啓蟄とか、春分とか・・・)、72候(24節気を3つに分けたもの、立春の最初は東風解凍(はるかぜこおりをとく)とか)に分けられ、それらを足すと108になる、という数え方もあります。これは時間の流れがいくつかあって、そのそれぞれで、いろんな煩悩が生まれるという考え方ですね。
だから、いろんな考え方で数え上げていくと煩悩、欲望はいくらでも数え上げられます。108どころじゃない。心理学や脳科学には、欲望とか感情は、脳が脳や身体に起こった反応を後付けして言葉にしている、名付けている、という考え方があります。その考え方に立てば、欲望なんて無限に作れることになります。エモいとか、しずる感とか、新語ができるみたいなものですね。108どころじゃない。
で、除夜の鐘ですが、108回除夜の鐘を突くことで、108の煩悩が払われる、欲望が弱まったり消えたりすることはあると思います。ボーンとたたいて遠くに音が消えていく。煩悩も消えていく。そんな感じがするし、そう感じる人にはそういう心現れる効果も出ると思います。
たとえば、嫌なことがあった時、それを紙に書いて、名前を付けたりして、その紙をくしゃくしゃッとしてごみ箱に捨てる。そういう儀式をすると、心が楽になる、もやもやを操作できるようになる、という心理療法、カウンセリングの方法があります。
除夜の鐘には、それと同じような効果は期待できるんじゃないかな。なんなら、そのうちそんなアプリが出てくるかもね。AI相談付きの。ま、こころのどこかで信じないと効かないから、せっかく鐘をつくなら信じてつくのがいいね。
少し仏教での数え方の話をしますね。仏教では「108の煩悩」があるとされています。「煩悩」というのがまあ「欲」「欲望」ですね。本当は、欲望は煩悩の一部ですけど。
さて、108の数え方はいろいろあります
たとえば、「三毒」と言って煩悩を3つに分類し、それぞれに36個の煩悩があって108個、という数え方があります。
貪(とん):欲望や執着
例:物欲(お金や財産)、食欲、名誉欲(ほめられたい、えらくなりたい)、愛情(あいされたい)への執着など。
瞋(じん):怒りや憎しみ
例:怒り、嫉妬(うらやましい)、対人トラブルへの感情(ある人がにくい)。
癡(ち):無知や迷い
例:真理に対する無知、誤解、愚かな行動。・・・こういうのも煩悩としています
ほかには、眼(見る)、耳(聞く)、鼻(嗅ぐ)、舌(味わう)、身(触れる)、意(考える)
それぞれに煩悩が18あって6倍して108だとか、これはいろんな感覚にそれぞれ煩悩が現れるという考え方ですね。
こんな数え方もあります。1年は12か月、24節気(太陽の位置に合わせ1年を24、だいたい15日にわける、立春、とか、啓蟄とか、春分とか・・・)、72候(24節気を3つに分けたもの、立春の最初は東風解凍(はるかぜこおりをとく)とか)に分けられ、それらを足すと108になる、という数え方もあります。これは時間の流れがいくつかあって、そのそれぞれで、いろんな煩悩が生まれるという考え方ですね。
だから、いろんな考え方で数え上げていくと煩悩、欲望はいくらでも数え上げられます。108どころじゃない。心理学や脳科学には、欲望とか感情は、脳が脳や身体に起こった反応を後付けして言葉にしている、名付けている、という考え方があります。その考え方に立てば、欲望なんて無限に作れることになります。エモいとか、しずる感とか、新語ができるみたいなものですね。108どころじゃない。
で、除夜の鐘ですが、108回除夜の鐘を突くことで、108の煩悩が払われる、欲望が弱まったり消えたりすることはあると思います。ボーンとたたいて遠くに音が消えていく。煩悩も消えていく。そんな感じがするし、そう感じる人にはそういう心現れる効果も出ると思います。
たとえば、嫌なことがあった時、それを紙に書いて、名前を付けたりして、その紙をくしゃくしゃッとしてごみ箱に捨てる。そういう儀式をすると、心が楽になる、もやもやを操作できるようになる、という心理療法、カウンセリングの方法があります。
除夜の鐘には、それと同じような効果は期待できるんじゃないかな。なんなら、そのうちそんなアプリが出てくるかもね。AI相談付きの。ま、こころのどこかで信じないと効かないから、せっかく鐘をつくなら信じてつくのがいいね。
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