瞬きは0.3秒で届くけど、下まぶたは何でそのスピードで傷つかないんですか?
おもしろいこと思いついたね~。
ちょっと確認ですが、下のまぶたはどうして傷つかないのか、と質問しているということは、まばたきは上のまぶたがうごいて、下のまぶたまで届いて行われることは知っているということですね。それで、下のまぶたは0.3秒なんてスピードで上まぶたがぶつかるのになんで傷つかないのかと。
わかりました。では、いくつか理由があるので、答えていきたいと思います。
⓪一番の理由は、0.3秒って、すごく速そうに思えますね。でも、そんなでもないんです。むしろ遅い。まず、目を開いているときの上まぶたと下まぶたの距離ですが、だいたい1cmくらいですね。大きく見開いて1.5㎝くらい。で、まばたきの時間は、いつきさんがいうように0.3秒、だいたい0.1秒から0.4秒くらいです。
計算しやすいから、ちょっと速めにとって0.2秒にして、0.2秒で1cm動くわけですね。だから5倍して、一秒で5cm動く。これがどのくらいの速さなのか、パンチのスピードくらいなのか、車のスピードくらいなのか、速度を計算してみましょう。
そうすると、一秒で5cm、一分で60×5で300cm、3mだね。一時間だと60倍で180m、kmでいうと、0,18km、時速0.18㎞。普通の人のパンチの速度が時速18~36kmくらいだから、そんなに速くないよね。その100分の一くらい。ひょろひょろパンチより遅い。だから、そう痛くはないし、簡単には傷つかないよね。
① それから、まぶたは薄い筋肉と皮膚で出来ています。動かしている筋肉はうわまぶたの眼輪筋ですが、ぶつかるところはうすい筋肉と皮膚なんで、あたってもふにゃっていう感じでいたくない。骨があると痛いけどね。
② まつげもクッションになります。まぶたの上下にあり、異物が触れると反射的に閉じる働きをしていますが、これが上下のまぶたがぶつかる時のクッションになります、
③ それから、まぶたの皮膚は血行がいいので、仮に傷ついても修復が早いですね、
④ 次は、目の方が傷つかないのかですが、目の表面は常にマイボーム腺から出る脂の層に覆われています(その下は水やリゾチームなどの抗菌成分)、その下が粘性のあるムチン層)だからその程度の速度でうわまぶたが動いても目の表面には傷はつきません。目が乾いていると傷つきやすくなるけどね。
⑤ もし、まばたきがパンチのスピードくらいになっていたら、あちこち傷ついて、生きるのに不便だよね。仮にそんな超スピードのまばたきを持つ人間が突然変異があらわれれば、生き残りにくく、子孫が残りにくかっただろうと。だから、そのぐらいの速度になってるんだろうね。
ちょっと確認ですが、下のまぶたはどうして傷つかないのか、と質問しているということは、まばたきは上のまぶたがうごいて、下のまぶたまで届いて行われることは知っているということですね。それで、下のまぶたは0.3秒なんてスピードで上まぶたがぶつかるのになんで傷つかないのかと。
わかりました。では、いくつか理由があるので、答えていきたいと思います。
⓪一番の理由は、0.3秒って、すごく速そうに思えますね。でも、そんなでもないんです。むしろ遅い。まず、目を開いているときの上まぶたと下まぶたの距離ですが、だいたい1cmくらいですね。大きく見開いて1.5㎝くらい。で、まばたきの時間は、いつきさんがいうように0.3秒、だいたい0.1秒から0.4秒くらいです。
計算しやすいから、ちょっと速めにとって0.2秒にして、0.2秒で1cm動くわけですね。だから5倍して、一秒で5cm動く。これがどのくらいの速さなのか、パンチのスピードくらいなのか、車のスピードくらいなのか、速度を計算してみましょう。
そうすると、一秒で5cm、一分で60×5で300cm、3mだね。一時間だと60倍で180m、kmでいうと、0,18km、時速0.18㎞。普通の人のパンチの速度が時速18~36kmくらいだから、そんなに速くないよね。その100分の一くらい。ひょろひょろパンチより遅い。だから、そう痛くはないし、簡単には傷つかないよね。
① それから、まぶたは薄い筋肉と皮膚で出来ています。動かしている筋肉はうわまぶたの眼輪筋ですが、ぶつかるところはうすい筋肉と皮膚なんで、あたってもふにゃっていう感じでいたくない。骨があると痛いけどね。
② まつげもクッションになります。まぶたの上下にあり、異物が触れると反射的に閉じる働きをしていますが、これが上下のまぶたがぶつかる時のクッションになります、
③ それから、まぶたの皮膚は血行がいいので、仮に傷ついても修復が早いですね、
④ 次は、目の方が傷つかないのかですが、目の表面は常にマイボーム腺から出る脂の層に覆われています(その下は水やリゾチームなどの抗菌成分)、その下が粘性のあるムチン層)だからその程度の速度でうわまぶたが動いても目の表面には傷はつきません。目が乾いていると傷つきやすくなるけどね。
⑤ もし、まばたきがパンチのスピードくらいになっていたら、あちこち傷ついて、生きるのに不便だよね。仮にそんな超スピードのまばたきを持つ人間が突然変異があらわれれば、生き残りにくく、子孫が残りにくかっただろうと。だから、そのぐらいの速度になってるんだろうね。
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