"未分類"の記事一覧

10月19日~

フジ「今夜はナゾトレ」監修、月、19:00~20:00。 BSフジ「脳ベルSHOW」解説、BSフジ(月)22:00~22:55。 NHKラジオ「子ども科学電話相談」、日曜午前、夏・正月・春休みなど。 SBCラジオ「ラジオJ」、月一出演。 10月19日、10:50~12:30、地域。 10月20日、12:00~ラジオJ、レカ…
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アルツハイマーと運動メモ

アルツハイマー病(AD)は、複数の脳領域を侵す複雑な神経変性疾患であり、治療が困難な疾患である。本研究では、22のAD大規模遺伝子発現データセットを用いて、複数の脳領域にわたるAD遺伝子発現の一貫した基礎的な特徴を明らかにしました。そして、このポートレートをプラットフォームとして、ADの制御不能な発現パターンを逆転させる治療法を特定しま…
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ゲーム障害対策に関する留意点

〇健康行動にかかわる問題としての「Hazardous Gaming(ゲームの危ない遊び方、仮訳)」 ゲーム障害への注目は、ICD-11に記載されたことでも高まった。しかし、ICD-11ではゲーム障害を比較的厳密に定義する一方で、それ以外のゲーム関連問題を「Hazardous Gaming(ゲームの危ない遊び方、仮訳)」としている。ここ…
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自閉スペクトラム障害の併存障害

自閉症スペクトラム障害(ASD)と新たに診断された患者の併存疾患と介入を要約するために、実世界のデータを使用した。データは、MedicaidとOptumという2つの請求ベースの米国医療データベースから取得し、36,000人の患者のレトロスペクティブコホートを構築した。併存疾患としては、注意欠陥・多動性障害(ADHD)が最も多く(Medi…
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バス事件、あれこれ

「教訓が活かされないのは・・・」 幼稚園のバスの中に園児が置き去りにされて死亡した静岡の事故。 去年は福岡で同じような事故があったにもかかわらず、悲劇が繰り返されてしまいました。 この件については、人間の心理といいますか、脳の習性のようなものを感じた点がいくつかありました。 ①「他山の石とできないのか?」  福岡の事案を受け、…
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スクリーンタイムは短い方がいい、とはいえなそう

「デジタルは悪、極力触れない方がいい」は間違いらしい スマホ、ゲーム、SNSといったデジタルメディアの子どもへの影響は、ゲーム障害やスマホ依存など、この国では負の影響を扱う報道が多く、できるだけ触れないようにするべきであるかのように語られがちです。ですから、保護者の方々が、子どもたちにデジタルコンテンツを使わせることに不安を持たれるの…
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前頭前野と側頭頭頂接合部への刺激がだいじ?

電気刺激で脳の力がアップする  SFのように聞こえるかもしれませんが、脳への電気刺激で様々な能力のアップを図る研究が十数年前から行われています。たとえば2011年には二大科学雑誌のひとつネイチャーで特集が組まれ、テレビゲームの成績向上、協調運動の促進、うつ病での気分改善、抑制力向上、ワーキングメモリやひらめき課題の成績向上が紹介されて…
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集中力についてあれこれ聞かれ・・・

・集中力の差は、生まれつきの特性によるものなのか。 ○○に与える遺伝要因の影響は行動遺伝学などで調べられます。集中力なら一卵性双生児と二卵性双生児で集中力測定を行いその一致率から推定します。しかし、集中力をターゲットにした研究は行われていませんし、どのテストを使うかで差が出ることが予測されます。とはいえ、性格や行動特性の50%程度は遺…
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怖い映画のストーリーが頭から離れません

いま、どう? 一番怖かった時はいつ? それから何日くらいたつ? 一番怖かった時を10とすると、今、いくつくらい? へえ、じゃ、だいぶ、怖くない。 (スケーリングクエッション) 知らない間に、「怖さになれた」か、「あまり怖く感じなくなった」か、「あんまり考えないようになった」か、そういうことに成功しているわけだ。 そのコ…
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やさしさ

「やさしさ」の研究ってなかなか難しくて、自分を犠牲にしても他の人のために何かをすることを利他的行動っていうんだけど、まあ優しい行動なので、こちらがまあまあ調べられているの。自分が損したり、大変になるようなことなのに、他人のためになにかをする。これが利他的行動ね。 で利他的行動、一見、損のようにみえるけど、実は得なんじゃないかと。 利…
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ゲーム障害ではない「危ない遊び方」

健康行動にかかわる問題としての「Hazardous Gaming(ゲームの危ない遊び方、仮訳)」  ゲーム障害への注目は、ICD-11に記載されたことでも高まった。しかし、ICD-11ではゲーム障害を比較的厳密に定義する一方で、それ以外のゲーム関連問題を「Hazardous Gaming(ゲームの危ない遊び方、仮訳)」としている。…
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わが国ではゲーム時間のネガティブ側面ばかりが取り上げられやすいが、交絡因子の処理に問題がありそうだ。

 デジタルメディアの子どもへの影響は、ゲーム依存疑い率の過剰な報告等により、この国では負であるように語られやすい。しかしデジタルメディアの認知的影響については、プラスに働くという研究もあれば、マイナスとする研究もあり、不明な点が多い。  Bruno Sauceとカロリンスカ研究所のTorkel Klingbergらは、遺伝子データを用…
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マインドコントロールねぇ~

 いわゆるマインドコントロールは学術的に確立した概念ではないと思います。たとえばGoogle Scholarで「マインドコントロール」を調べると、社会的に話題になると比較的速やかに著作をあらわされる精神科医の方の書籍、社会学者のマインドコントロール言説批判、社会心理で西田先生の一連の論文が出てきます。西田先生のものが有名だと思いますが、…
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余暇活動がだいじ

余暇活動がだいじ 頭を使うレジャー(余暇活動)にせよ、体を使うレジャーにせよ、頭も体も使わないレジャーにせよ、余暇活動は脳にとってだいじです。 2010年アメリカ国立衛生研究所がアルツハイマー病の予防や認知機能低下予防に関する報告書を出しています。その中で、余暇活動を取り上げ、頭を使う余暇活動も、体を動かす余暇活動も、頭も体も使わな…
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世界の問題あるギャンブリング対策の潮流(西村直之先生) パチンコ・パチスロ遊技障害 研究成果 最終報告書より

Ⅱ 世界の対策の潮流から(西村直之先生) パチンコ・パチスロ遊技障害 研究成果 最終報告書より https://www.syaanken.or.jp/wp-content/uploads/2021/03/202103_pp01.pdf 1. 世界の問題あるギャンブリング対策の潮流 遊技産業は、独自の調査や電話相談サービスの提供…
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人間力ねぇ~

ある人が「人間力」を力説していた。企業の求める人間像として。 中身を聞くと、協創ができる協調性を持ち、開かれた好奇心と、あきらめぬ、へこたれぬこころを持つ人が欲しいといった内容。 よく使われる性格ディメンションビッグ5(NEO-PIR)でいえば、開放性(好奇心)が強く、協調性、誠実性も強く、外向的で、神経症傾向が弱い人が欲しいってこ…
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死を悼む心は何かを忘れさせるのか?

 死を悼む気持ちが何かを忘れさせるのかはわからないですが、失恋とか、人の死とか、転勤とか、失敗とか、大きな気になること、とくにネガティブな気になることがあると、脳のワーキングメモリがその容量を失いがちになります。ワーキングメモリは作業記憶、普通の作業や知的な作業を行うために、何かを記憶しておく機能です。このワーキングメモリには容量限界が…
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ICD-11のゲーム障害の経緯、おさらい

 ICD-11(02/2022)版では(2018)版ではあいまいであった「ゲーム障害」の診断のための必須要件がギャンブル障害とともに厳密化された。 https://icd.who.int/browse11/l-m/en#/http://id.who.int/icd/entity/1448597234  具体的には、コントロール障害、…
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7月1日~

フジ「今夜はナゾトレ」監修、火、19:00-20:00。 BSフジ「脳ベルSHOW」解説、BSフジ(月)〜(金)22:00〜22:55、再放送BS(月)〜(金)10:00〜10:57、フジ(月)〜(金)4:00〜4:55。 NHKラジオ「子ども科学電…
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認知の歪み尺度研究と認知行動療法(パチンコ・パチスロ遊技障害 研究成果 最終報告書より、河本先生担当)

① 認知の歪みに注目した評価尺度 ―「パチンコ・パチスロに関する認知の歪み尺度」の信頼性・妥当性の検討 認知の歪みには習慣的なギャンブリングに導くものと、問題が生じた後も問題の性質を誤って認識させることで、ギャンブリングの制御を困難にするものとの 2 つのタイプがある。前者は「特定の曜日・時間や着ている服の色と大当たりとの関連性に関…
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運動しましょう

運動や健康管理は社会脳にとってもだいじらしい 2022年6月に神戸大学の石原先生、玉川大学の松田先生らの研究グループの興味深い論文がMedicine & Science in Sports & Exerciseに掲載されました。それによると、肥満や高血圧など心血管リスク因子と体力の低さが、脳の活動の低下を介して、社会的認知機能の低下に…
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学習性無力とウクライナロシア、視聴率主義の脳適応性

思い出したのは、「学習性無力」 ネズミを水槽に入れます。ネズミは水が嫌いなので水槽の壁をよじ登ろうとします。 しかし、いじわるなことにこの壁はぎりぎり登れない高さにしています。 ネズミは何度も何度もチャレンジしますが、そのたびに落ち、徐々の登る力を失っていきます。登るチャレンジの間隔も空いていきます。 ついには、水にプカプカ…
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依存症を病気と捉えなくてもいい、ミーテイングがあわない人がいる、という体験談は掲載されないらしい

ワンデーポートの中村さんから。 「内閣官房が募集した体験談ですが、私から家族やOBにお願いした原稿は一つも掲載されていません。ランニングが効果があったと伝えた人もいましたが…。」 私は今37歳です。どちらかと言えば内気な性格だと思いますが、学生時代までは勉強や人間関係に問題はなかったと思います。大学のときにパチンコや麻雀をはじめ、す…
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不安やストレス

・人が不安やストレス、疲労を抱えて「癒やされたい」と感じているとき、脳はどのような状態になっていますか。 不安やストレスを抱えているときは、偏桃体や視床下部が活動を増し、副腎皮質からストレスホルモン・コルチゾール、副腎髄質からノルアドレナリンやアドレナリンが分泌を増します。一過性のストレスなら、これらが脳に戻って偏桃体などの活動…
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5月12日~

フジ「今夜はナゾトレ」監修、火、19:00-20:00。 BSフジ「脳ベルSHOW」解説、BSフジ(月)〜(金)22:00〜22:55、再放送BS(月)〜(金)10:00〜10:57、フジ(月)〜(金)4:00〜4:55。 NHKラジオ「子ども科学電…
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ドーパミンがなくなるとメモ

ドーパミンがなくなると勉強へのやる気、仕事へのやる気、体を動かす快感、友達とかかわる楽しさ、何かができてうれしい、達成感、とかを失ってしまう。 黒質‐線条体 のDA低下⇒パーキンソン氏病 体の微細なコントロールができなくなる 腹側被蓋‐側坐核(腹側線条体)のDA ⇒報酬予測ができない:やる気、意欲の低下⇒依存現象の代替ができなく…
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ICD-11でのギャンブリング障害、ゲーミング障害の診断要件がなかなかにすごい

ICD-11とDSM-5でのギャンブリング障害の違い  以下の点からICD-11(死亡率と罹患率のための国際疾病分類第11版:俗にギャンブル障害、ゲーム障害はWHOが認める疾患、というときの根拠)ではギャンブリング障害は、これまで以上に限定的に定義された。一般的な有病率、有障害率調査はせいぜい「危険なギャンブリング・ベッティング」…
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ギャンブル等依存対策では中村氏のこの意見を無視してはいけないのではないか

以下は、ワンデーポート通信256号(2022.3)所載の中村氏の意見です。許可をいただき転載しました。ギャンブル等依存対策では中村氏のこの意見を無視してはいけないのではないかと強く思います。 ギャンブル等依存症対策推進関係者会議参加の報告 中村 努  2018年にギャンブル等依存症対策基本法が施行され、2019年からはギャンブル…
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